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破壊こそ創造

バイオゴリラの猿言葉に影響受け過ぎなブログタイトル うつや社交不安障害持ちの野球好きが徒然なるままに色々ほざきます

ファーストガンダムのブライトさんとアムロのやり取り

アニメや漫画

「ぶったね、親父にも殴られたこと無いのに!」
「殴られずに一人前になった奴などいるものか!」

ファーストガンダムでものすごく有名なシーンで、名言的な扱いを受けているシーンですが、正直これ今も名言だと思えますか?
当時は他人を戒めるのに暴力を振るうのが普通だった(少なくとも日本国内では)のですが、今はそうではありません。
教育において暴力はもちろん暴言も悪影響を及ぼすということはすでに証明されています。軍隊であろうとも体罰はご法度は常識です。
ホワイトベースがいかに困窮・危機的状況・極限状態だったかを考察してようやく正当化出来るところが出てくるくらいで、額面通り受け取る人は正直敬遠したくなります。

当時としてはブライトとアムロの描写はリアルなものだったという点について、また日本の暴力に関しては以下のtogetterまとめが詳しいと思います。
参考に読んでみてください。

togetter.com


このシーンは社会や文化が変容すると描写の意味、文脈が伝わらなくなったりする一例だと思います。

見たこと無いのであまり長々とは語りませんが、攻殻機動隊の「社会に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ。」も違和感があります。
と言ってもこのセリフはマンガ版では「未来を作れ」的なセリフにつながってニュアンスがぜんぜん変わるものなのだそうですが。
ただ、アニメでのあのセリフをやはり額面通りに受け取るのには違和感があります。
本音を言えば嫌悪感です。
セリフ自体への嫌悪というよりは、ドヤ顔で引用する人が嫌いなだけでもあるのですが。

僕も過去にはブライトさんのセリフや攻殻機動隊のセリフを「かっこいい!」「名言だ!」って思っていましてけど、
先にも述べたように社会や文化が変容すると描写の意味、文脈が伝わらなくなった、意味合いが変容するってところもあると思います。

古典作品でジェンダー論を語るような陳腐な捉え方かもしれませんが、この2つのセリフに関してはどうしても気になる(主にこれらを名言だと今も言う人達が)ので、こんなエントリを書きました。

追記
スラムダンク桜木花道の選手生命に関わるかもって負傷の後の「俺は今なんだよ」の下りも、昔はかっこいいと思ってたけど、あれは周りの大人が止めなきゃいけないことだよねえ。
なかなか日本のスポーツって根性主義や過剰な運動が幅を利かせてるけど、
フィギュアスケート羽生結弦が負傷をおして強行出場した時もメディアやその他色んな所で美談にしてはいけないって言われてたし、
案外桜木花道のあの名言も今は通用しなくなってるかもしれない。(フィクションと現実をごっちゃにしてはいけないのは重々承知してるつもりだけど、フトこのセリフを思い出した)