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破壊こそ創造

バイオゴリラの猿言葉に影響受け過ぎなブログタイトル うつや社交不安障害持ちの野球好きが徒然なるままに色々ほざきます

PM2.5と大気環境問題

考え事

bylines.news.yahoo.co.jp


自分は大学で大気環境問題を専攻していました。(本当は農業・環境の政治経済系を専攻したかったのですが)
大気環境問題についての一番のホットワードは当時からPM2.5で、
卒業してからはメディアでもPM2.5のニュースを毎日のように聞くようになりました。
PM2.5とは大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもので粒子が細かいため体内の肺胞の中に入り込み、炎症反応や血液中に混入するなどの健康への悪影響が大きいと考えられている。
PM2.5は1990年代米国で関心が高まり、1997年に初めて環境基準が設定されて以降、1990年代後半から採用され始め、世界の多くの地域で大気汚染の指標とされています。(日本では2009年頃に環境基準が制定されました)
上記の通り、日本含め先進国が大気汚染に悩まされていた頃ではなく、それがおよそ改善された最近になって注目されているものです。
なぜかというと、先進国の大気汚染で問題になっていた硫黄酸化物や窒素酸化物などの問題を解決していき、それでも解決されない問題があり、より小さな物質にも注目されるようになったわけです。
現在、中国やインドのPM2.5の濃度は日本などの環境基準と比べても桁違いのとんでもない濃度になってますが、先進各国も昔はあんな感じだったのかもしれません。

だから違和感があるのは、中国やインドの大気汚染問題をPM2.5だけで考える報道が多い点、窒素酸化物やオキシダントなどはどうなっているかが伝えられない点です。あれだけのPM2.5の濃度の高さだと、PM2.5と同時に注目すべき物質があるのじゃないかといつも思います。
ひとつひとつの汚染要因を精査していかないと、規制も難しいのではないでしょうか。もちろん、中国などはその辺りの調査・規制もしています。それが伝えられず、全部PM2.5と一括りにしてしまうことに違和感があるのです。
原発事故で放出された放射性物質の種類が何なのかによって対応が変わってくるのを想像していただければわかりやすいと思います。

もっとも日本にとって硫黄酸化物などはほぼ解決された問題で、中国からの越境汚染でも特別濃度が上がるのはPM2.5くらいなものなので気にするべきでもないというのもわかります。
一方、中国の越境汚染ばかり気にして、国内で解決されるべき問題点が指摘されてない現状の報道はあまりよろしくない気がします。

大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)ホームページ

大気汚染について関心を持たれた方はこちらのそらまめくんで、お住いの地域の大気汚染物質について観測してみるのもいいと思います。
ちなみに日本におけるPM2.5の基準値には1日平均値35μg/m³以下、注意喚起のための指針は以下のとおりです。f:id:Innovator00:20151202050438p:plain

粒子状物質 - Wikipediaより引用

呼吸器が弱い人、それに関するアレルギーをもってる方はPM2.5の濃度と自分の体調を照らしあわせてみると面白いと思います。
僕もPM2.5の濃度が高い時は咳がよく出ますし、そらまめくんを見て判断をして窓を閉めたりしています。(あまり神経質に気にする必要はありませんが)
同時にこれをきっかけに待機環境問題に興味を持っていただければいいと思います。